安全で質の高い、より良い医療が実現されるよう願い、その一助となるよう、医療事件に取り組んでいます。
植松法律事務所
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はじめに

はじめに

不幸にも医療事故に遭ってしまった…

医療事故かどうかははっきりわからないけど、病院の対応に不審がある…

そのような場合、「裁判をしたって病気が良くなるわけじゃない」「どうせ亡くなった人が帰ってくるわけじゃないよ」だから、病院には何も言わないほうがいいのでしょうか。

本当にそうでしょうか。

不幸な出来事を乗り越えて前に進むためには、「納得」という作業が必要です。

不幸な医療事故についてその責任の所在を明確にすることは、そのために必要なことであると考えます。

それだけでなく、もし病院に責任があったなら、あなたが行動を起こすことがその後の事故の再発防止にも役立つはずです。

現在の日本の法律では、責任を追及する方法は、金銭賠償、すなわちお金で責任をとってもらう形になります(注)が、その過程で医療行為を詳細に検証し、問題の所在を明らかにすることは、自分のためにも将来の患者様のためにも医師にとっても、意義のあることです。

決して「お金目当てだと思われたら…」などと悪く捉える必要はありません。

毅然として、事実を明らかにしていきましょう。

(注)金銭を請求せず、説明等を求めるだけの場合もあります。